「楽譜の裏側に隠されたもの」に迫ろう-民謡を取り入れたピアノ独奏曲を例に-(鈴木 啓資 著)- 奈良教育188体育app_188bet亚洲体育-平台*官网 出版会 ー
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ないでしょう。 次にハンガリー語の特徴からも少し考えてみたいと思います。ハンガリー語はあまり馴染みがない?語かもしれませんが、名前を「姓?名」の順で書くなど、?本語と似たところもあります。そのようなハンガリー語の特徴の1つが、アクセントが常に単語の頭に置かれるということです。そのことを考慮した上で、《ハンガリー牧歌》第2曲の冒頭を再度?てみましょう。 譜例3 譜例3では?謡の歌詞を考慮し、アクセントが来ない場所、すなわち単語の冒頭が来ない箇所を?い四?で?しています。ドホナーニは4?節に1回アクセントを書いていることから、4?節を1つに捉えて演奏することが?切ですが、そのフレーズの中でも?い四?の部分にはアクセントが来ないように気をつけると良いでしょう。なお、アクセントが来ないということが、強く弾かないということではありませんので注意が必要です。 3?2.《ハンガリー牧歌》第2曲3番?に現れる?謡 次に、第2曲において3番?に現れる?謡について考えてみましょう。

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